自然の循環を考えて育てられた玉葱
#玉葱 生産者Story|北海道夕張郡栗山町|
- 微生物活用による特別栽培
発酵還元させた土で試行錯誤しながら、大切に育てた玉葱。
モスバーガーさんに選ばれています。
真摯に土づくりに励んでいる
武田さん
『健全で健康な野菜を作りたい』と仰る武田さんの倉庫は、整理整頓され、きれいに掃き清められている。
農業機械やトラクターも洗車され、ピカピカ。
「いや〜、玉ねぎ納品先(野菜にこだわる国内大手ハンバーガーチェーン)のGAPの指導に順守しているだけですよ」とひかえめに仰るが、(個人的意見ではあるが)掃除がしっかりと出来ている人や会社は信用面でも安定しているのだな、と思いながら話を伺いました。
みずみずしくって、旨味がある。
健康な土で健全な玉ねぎを作っています。
「安全・安心はもちろん、美味しくって健全で健康な玉ねぎ」を作り続けたいと、毎日観察と試行錯誤をしながら作っています。うちの特長は、みずみずしくって、辛味の少ない美味しい玉ねぎです。
辛いタマネギであっても、加工して熱を加えたら「旨味」や「甘み」に変わってくる。えぐ味とは違う辛さですね。
玉ねぎも美味しいと思うけど、料理してくれる人が旨味をより引き出してくれるので、僕らは、「健全に、健康に玉ねぎを作る」ことを大事にしています。
自然のサイクルが生み出す。
栄養をたっぷり含んだ健康な土。
化学肥料や農薬は、大量の野菜を安定して供給できるというメリットもありますが、その犠牲になるのは、土中にいる「微生物」です。
うちの土づくりは、籾殻や麦の藁など植物性のものを土に混ぜて発酵させています。
化学肥料や農薬は、最低限ですけど使っています。
作物は、土の栄養を吸収して成長するため、収穫後には土の栄養を補うことが欠かせません。
収穫後には、緑肥(肥料として栽培した植物そのもの)を土壌にすき込み還元します。
自然界では、微生物が土壌中の有機物を分解し、植物が吸収、成長して、その死骸やふん、枯葉が有機物として土に還ることで、土の栄養を豊かにする循環が行われています。
これは、美味しくて健康な野菜のためにやってあげないといけないことです。
人間と同じ!栄養をやりすぎると不健康な玉ねぎになる。
目には見えない部分だけど、健全に元気に育てるためには、「根」を深く広く張れるかが勝負です。根は栄養を求めて伸びてゆくので、与えすぎると根を伸ばさなくなります。
人間も同じですね、栄養過多になると、肥満や糖尿病などのリスクが高まります。
やり少なすぎても栄養失調になってしまうし、与え過ぎると、病気になったり、腐ったりして美味しくない野菜ができます。
観察、観察、観察。
興味と関心を持って観察することは野菜への愛
植え付け時は、どうやって「根」を作ることを助けることができるか、観察、観察、観察の日々です。
毎年毎年、天候は違うし、同じようなものを作りたいとは思うんですけが、毎年、チャレンジと創意工夫ですね。安定させるためは、土作り。一番そこが大切で、きちんと愛情をかけてあげれば、作物は育ってくれるのかなと思います。
簡単に言うけど、一番難しいところでですね。
チャレンジは、永遠。
次の世代につなぐ農業にするため
チャレンジ精神は、永遠に、終わりがないでしょうね。
父から引き継いで30年ほどですが、やってみるとやっぱり面白い、面白いのでやり続けているんですかね。難しいですけどね(笑)。うまくいかないことが多いので。
僕たちの次の世代、やるかどうかは分かりませんけど、面白いと思ってやってもらえればいいですね。子どもが継がなくても、別の人が継承できるような環境にしておきたいと思っています。
そのためのチャレンジ、持続させるための工夫を考えて実行してます。
モスバーガーさんに選ばれた理由。
「長年がんばってやってきた評価ですかね」
モスバーガーさんを通して自分の作った玉ねぎを食べてもらって、喜んでもらえるのは、やっぱり一番ですね。
モスバーガーの担当の方も視察に来てくれて褒めてくださったり、食べてくださる方が「美味しい」って喜んでくださったり。
もちろんいい時ばかりじゃないですよ。悪い時もやっぱり言ってもらえるから、次につながる。
その評価は大事にしてます。
疲労回復、鎮静、不眠症改善、食欲増進、便秘予防、動脈硬化予防など毎日の食卓に欠かせない野菜です。
栄養 | ビタミンやカルシウム、鉄といったミネラル類、食物繊維を含む野菜です。 |
タマネギを切ると涙が出るのは、タマネギに含まれる「硫化アリル」が目に入り、神経を刺激するためです。これにより、目が涙を出して異物を流そうとします。また、硫化アリルには血液をサラサラにする効果もあります‼
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