強い抗酸化力を持つ
おいしいミニトマト
#ミニトマト 生産者Story|北海道夕張郡栗山町|
- 微生物活用による特別栽培
- 栄養周期栽培
化学肥料を使わずに野菜を育てようと思ったきっかけは
「美味しくて栄養のあるものを食べてもらいたいから。」
継続する大切さを教えてくれる
今村さん
農業一筋。
ジョークに富んだ明るい性格の今村さんは、ミニトマトの生産者です。
毎日今村さんに声を掛けられているトマトたちは、元気いっぱい。
今村さんの情熱と経験が詰まったミニトマトは、その味わいと品質の高さで多くの人々に愛されています。
うちの孫は俺が作ったトマトを食ったら、「やっぱりじいちゃんのミニトマトはおいしい」と言ってくれるよ。そんな声を聞くとやっぱり嬉しいね〜。「大人は嘘つくけど、子どもを嘘をつかないからね(笑)」と、笑顔で話してくださる今村さんをご紹介します。
この2年間、農薬はまったく一切使っていない。
有機栽培に準じた有機質のものばかりで、土を作っていってる。
ミニトマトは連作障害を起こしやすい野菜だから、ふつうは3〜4年空けてから植えるもんだけど、うちのはもう10年?いや20年以上かな、ここで同じ場所で連作しているんだよね。
他の農家でも「連作できない」って聞くけど、こうやってできているということは、今までやってきた土作りは間違っていないんじゃないかな。
学者じゃないからわからないけれど、
やっぱり土ができているのかなと。
収穫したら、来年用に土を作るのが大きな仕事。
10月いっぱいで全部抜いて、堆肥にします。
企業秘密だけど(笑)「微生物」がね、微生物が何かいいことを土の中でしてくれてるんだよね。
たまに悪い微生物もいるんだけど、いいやつが勝ち残っている。
私がするのは、化成肥料を使わず、いい有機微生物が住みやすい土環境を作ってあげること。
野菜作りは、天候にも左右されるし、毎年1年生です。
本当に、自然を相手に仕事しているから、思うとおりに進まないことばっかりだね。
収穫高が少なかった時とか、落ち込みますよ。うどん粉病やオンシツコナジラミっていう虫が付いてトマトを汚すということも経験しました。
年々、「強いトマト」ができてるね。
ただそういう病気に負けない「強いトマト」になってきているかなと思います。
最近は、野菜の栄養価が低下していると問題になっているけど、「強いトマト」は栄養価も高い。
例えば、近年北海道でも猛暑日になることもあって、急に暑くなると、しおれて垂れ下がってしまうんだけど、今年は、ほら何ともないから、それにも耐えられるようになってきたんだと思います。
いい仲間がいるんだよ。
もう歳だけど(笑)研修に行って若い人の話聞いて取り組んでいます。
トマトは難しい。生き物だからね。しゃべらんだけで。
だから、なるべく農薬を使わず美味しい栄養価の高い野菜を作ろうっていう仲間たちと研修会や勉強会をやっていいてね。勉強させてもらっています。若い人も新しいことにチャレンジしているからね。負けないように、話聞いて、取り組んでいます。
夢はね、もう70歳過ぎたけど
おいしいミニトマトを完璧に作れるようになりたい。
美味しいミニトマトですねって、褒めてもらえる。栄養価も高く、本当に体にいい「本物の野菜」ができているとは思っている。
でも、これでもまだ完璧ではないと思うよ。まだまだ良いものが作れると信じている。
完璧を目指して、挑戦し続けていければいいかなと思ってます。
「ミニトマト」は、一般的なトマトよりも甘みが強く、果汁が多くてジューシー。リコピンやビタミンB6などの栄養価も高い健康的な野菜です。
▶トマトとミニトマト|栄養素が約2倍の差
トマト | ミニトマト | |
β-カロテン(㎍) | 540 | 960 |
ビタミンC(㎎) | 15 | 32 |
ミニトマトって、じつはすごいんです!
強力な抗酸化物質・リコピンは細胞を酸化から守り、悪玉コレステロールの酸化を防でくれる身体に嬉しい野菜です。
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